名簿の新たな開設
一つのアイデアを入力したならば、画面左側に用意されている上下、左右、斜めの線を使って次のアイデアを入力する図形を表示させ、その中に新しいアイデアを入力できる。
上下左右の関係はそのままアイデアの間の関係をあらわすことになる。
アイデア人力も操作になれると、操作を意識せずに、もっぱらアイデアを考え出すことに集中することができる。
また個別のアイデアの関係をその都度図示していくための操作が面倒な場合は、とりあえずアイデアだけを入力してあとでアイデアの間の関係を定義していくこともできる。
「インスピレーション」はアウトライン機能も備えている。
アイデアを図にあらわす前に、とりあえず、思い浮かぶアイデアを文章として人力しておきたいこともある。
また、かぎられた画面の大きさの中で無理に図にあらわそうとすると、全体の関連を一覧することがむずかしくなる(画面を縮小/拡大するためのズーム機能も用意されている。
図示された一群のアイデアを縮小表示させれば一覧性が増す。
しかし、表示される文字が小さくなるので見やすいとはいえない)。
図6・17はさきほどの図示したアイデアをアウトライン表示に変えた結果を示している。
見てわかるように、図の上での関係を反映してアイデア間の上下の関係は一段、字下げをすることによってあらわされている。
もちろん、このアウトライン表示の上でアイデアを文字として追加人力していけば、そのアイデアはダイヤグラムの上でも図として追加される。
会社組織図を描くプレゼンテーションソフトの応用の一つに会社組織図を描くことがある。
ちょっと特殊かもしれないが、組織の変更がしばしば行われるような場合は便利な機能である。
組織図も大企業となると、さまざまな事業部にわかれ、海外までも含めるとかなり複雑な図となる。
これを正確に描くためにはそれなりの慎重さが必要となり、担当者は間違いがないように気を使う。
しかし、プレゼンテーションソフトを使えば、ワープロ並の感覚で組織図を描くことができる。
話はともかくとして、実際にためしてみよう。
図6・18は「Persuasion」の画面例を示している。
フリーランス同様、スライドに含める内容をアウトラン風に人力していくだけでスライドを作成できる。
図では筑波商事の企業組織が入力されている。
それを見ると、筑波商事にはいくつかの部門があり、それぞれの部門の下にさらにいくつかの課があることが示されている。
もちろん、それぞれの課はさらにいくつかの係から構成されることになる。
このように、組織の階層にしたがって階層がわかるように段落をつけて入力していけばよい。
ここでの問題はこの具体的な組織図をどのように描くかである。
しかし、プレゼンテーションソフトにはこのような組織をあらわすテキストにもとづいて、自動的に組織図を描いてくれる機能が含まれている。
実際の組織図を見るにはスライド画面に移ってみればよい。
図の表示メニューからスライドを選択するか、あるいは画面右端にあるアイコンの上から二つ目をクリ。
クするとスライド画面に移ることができる。
それによって図6・19のような見事な組織図が表示された。
図の下段ではスライドへのマスターの割当が行われており、その中の組織図を選択することで、人力された文字が組織図のレイアウト画面上に表示される。
組織の変更もアウトライン表示の上で行えばその結果は自動的に図の上に反映される。
たとえば、特定の課を部に昇格させたとすれば、その課の下に置かれた係もまた、自動的に一段上の組織構成に変更される。
これはアウトライン機能のすぐれたところである。
本章ではプレゼンテーションツールとしてのパソコン利用を見た。
個別のソフトはごく簡単に紹介しただけであるが、それぞれ一冊の本が必要なほど、豊富な機能を備えている。
また、OHPアダプターなどプレゼンテーションに利用できる各種の装置も次々に出てきている。
社内、社外でのプレゼンテーションの方法を一度、再検討してみる必要があるのではないだろうか。
パソコン通信が急速に普及している。
パソコン通信とは簡単にいえば、通信回線(多くの場合、通常の電話回線)を使ってパソコン同士(あるいはパソコンと大型コンピュータやワークステーション)をつないで通信を行うことである。
このパソコン通信につられてパソコン購入を決意する人も少なくない。
たしかに、パソコンを購入しても、ワープロソフトを使って四、五回手紙を書いただけでは、パソコンの投資額に見合った効果が得られない。
また、カード型データベースソフトを使った住所録も10件や二〇件のデータを入力した程度では、かえって名刺入れを見たほうが早いというのが現実である。
それに対してパソコン通信を始めればすぐにでも、パソコンを使っているという感覚にひたることができる。
パソコン通信を始めると、新刊書案内を見たり、全国各地の天気予報を調べたり、あるいは新聞の休刊日に最新のニュースを読むことができる。
また、車が好きなら、車の愛好家がパソコン通信を通じて、情報を交換しあったり、車に関する議論を行っている様子をパソコンを通じて見ることができる。
といっても、パソコンの画面に愛好家の顔が映るというのではなく、ワープロソフトの画面同様、パソコン画面上で行われているメ。
セージのやりとりを画面に表示して読むことができるという意味であるが。
パソコン通信を通じて買い物もできる。
電子ショッピングとよばれ、日本酒や果物など全国各地の名品やパソコンのソフトやハードなどを比較的安い価格でパソコン通信を通じて注文できる。
なれてくると、仲間に電子メールを送ったり、趣味を同じくする仲間の集まりに参加して互いに意見を交換したりして、時間の経つのを忘れる経験をすることができる。
パソコンをはじめて間もないのに、そんなことが本当にできるのだろうかと思われる方もいるかもしれない。
さいわい、通信ソフトを利用すれば最小限の知識でパソコン通信を楽しむことができる。
ただし、パソコン通信を始めるためには、通信ソフトだけでなく、ちょっとした追加の装置も必要となる。
パソコン通信には仲間うちだけの小規模なものもある。
しかし、一般のパソコンユーザーにとっては企業として運営されている大規模なパソコン通信サービスに加入することが勧められる。
そうした商業ペースのパソコン通信サービスには富士通系や日本電気系そして某社が運営するアスキーネットがある。
ニフティサーブやPcIvANは数十万人もの会員を集めている。
商業ペースのパソコン通信サービスは有料であるが、会員が多いだけに、豊富なサービス機能が含まれている。
また、さまざまな同好の士の集まりであるSIG(SpecialInterestGroup)とよばれる多数のグループがある。
それらのグループに参加することによって多くの友人を作ることができるし、何か知りたいこと、教えて欲しいことがあった場合、よほど特殊な問題でなければ、親切にアドバイスしてくれるメンバーをみつけることもできる。
パソコン通信は普通の電話回線を通じてホストコンピュータにアクセスしてさまざまなサービスを受ける。
そしてそのためには、モデムとよばれる通信装置と通信ソフトが必要である。
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